突然ですが、あなたは今、フラストレーションを抱えてはいませんか?最近、何かに欲求不満を感じませんでしたか?その時、どのように気分を処理したかを思い出してみて頂きたいのです。現代のほとんどの人がフラストレーションを感じないで生活してはいないはずです。

現在、フラストレーションを感じている真っ最中なら、自分が得意にしているものにしばらく集中してみましょう。なぜなら、その状態は怒りを爆発させる直前かも知れないからです。怒りが生じてくる前に気分を変えておくようにしたいのです。

そのために普段から自分が得意だと思うもの・ことを探しておくのはとても素敵なアイデアです。フラストレーションが消失した時に次に備えておくのは人間古来の知恵ですね。音楽を聴く、楽器を演奏する、ひとりカラオケに行くなど、いろいろありそうです。

ただし一つのことに神経を集中させるのは20分までにします。それではスッキリしないかも知れません。その時はもう一度、繰り返します。ただ、集中する時間を漫然と継続するのは逆効果を生じてしまうので不都合です。

具体的にはアロマテラピーなどのプチ・リクリエーションがおすすめです。意外とアロマテラピーは即効性が得られますが、達成感が伴わないので、あるいは別の方法を探すのが良いかも知れません。

今感じていない方はフラストレーションを溜めていませんか?今のご機嫌が良いのは、忘れているだけかもしれません。フラストレーションを感じた時に処理できているとは限らないのです。むしろ我慢強い人ほどフラストレーションを溜めやすく、フラストレーションを溜めると怒りの感情への対処力を損ないます

弱点は誰しも持っているはずですが、弱点を分かりやすく表現している人をあまり見かけません。周囲の人は立派で格好良くて、ねたましさを感じさせます。弱点を抱えている人が、あんなブランドで身を固めているはずはないと思えます。

しかし、弱点が多い人ほど、多くの防護を必要にしているというのが真実です。弱点は人間であることの共通項です。弱点を持っているのは人間だからです。

弱点は守りたいのが動物の本能ですし、弱点は場合によっては生傷のようにうずいています。だから普段は意識しなくても、触れられると激しく痛む場合があります。その人の弱点には触れないのが優しさですし、自分の弱点をしっかり把握しておくのが防衛策です。

ですから弱点を攻め続けると相手は怒ります。意図的であるか否かは無関係です。それでも分かっていて人の嫌がることをする人がいるのは残念な現状です。そのような意地悪の被害に遭った時には具体的な行為を止めてくれと頼みましょう。それでも止めてくれなければ、しばらく距離を置くしか方法を知りません。

人は他人のフラストレーションに関心を持ちません。その背景に欲求不満は本人の問題という風潮があります。でも寂しいなと感じた時にはフラストレーション状態ですし、「なんだかな」と感じることが多い最近の都会の人たちです。なので親しい人同士でフラストレーション解消の相互援助を試みるのが良い方法です。

意外ですが自信のなさもフラストレーションです。だから自信のない作業をする時に不安を感じるのは当然です。未経験の作業はストレスが大きく、作業の途中で不具合を生じると、直接的なフラストレーションになります。未経験の作業には慎重に向き合う心がけが大切なアンガーマネジメントです。

それ以外にも自分が何にフラストレーションを感じるかに注意しましょう。上手に気分転換できた方法も重要な情報です。そして同時に周囲の人が何にフラストレーションを感じるかを観察しましょう。